影と闇
私がどんな姿になっても、末那に心の底から親友だと思わせることはできなかった。
だけど……。
心の中でそうつぶやいたとき、私は微笑んでいる末那の前に手を差しだした。
私の手が目の前に現れたことで、末那が笑うのをやめた。
少し戸惑っている表情で私を見ている。
「な、なに?」
「親友だとは思ってないなら、一からやり直そうよ。今なら末那と仲直りできそうな気がする」
「えっ……」
包帯だらけの顔が、私をじっと見ている。
そんな末那の顔を見ても、私は表情を崩さない。
ねぇ、末那。
親友になれないなら、友達になろうよ。
だけど……。
心の中でそうつぶやいたとき、私は微笑んでいる末那の前に手を差しだした。
私の手が目の前に現れたことで、末那が笑うのをやめた。
少し戸惑っている表情で私を見ている。
「な、なに?」
「親友だとは思ってないなら、一からやり直そうよ。今なら末那と仲直りできそうな気がする」
「えっ……」
包帯だらけの顔が、私をじっと見ている。
そんな末那の顔を見ても、私は表情を崩さない。
ねぇ、末那。
親友になれないなら、友達になろうよ。