年の差恋愛*透明な心に彩を付けて*
大きな目にマスカラと暗めのシャドーを入れ、流しめにアイライン入れる。
チークは入れ過ぎにほんのり乗せ、唇には真っ赤なルージュを。
ダークブラウンの長い髪は下ろし、緩く巻く。
片方は耳にかけ、長めの揺れるイヤリングが光る。
「、、、我ながら完璧。素材がいいと映えるなぁ〜。取り合いになっちゃうかもっ。」
うっとりしながら、亜子は自画自賛。
彩葉も自分の姿を見て、違う自分に戸惑った。
メイクの力を痛感した。
これなら、透への未練を断ち切って新しい恋に向かえるかも知れない。