年の差恋愛*透明な心に彩を付けて*
「、、、松田さん、声デカイです。そうですよ〜?いろちゃんに素敵な彼を見つけるんですっ!心配しなくても、誠実で素敵な人ばかり呼んでありますからっ。」
そういって彩葉の腕にしがみつく。
そして引っ張って休憩室を出る。
少しでも身長を伸ばそうとヒールの高い黒のパンプスを履いていると、彩葉の頭上に人の気配を感じた。
顔を上げると、真っ青な顔をした亜子と松田の姿があった。
「、、、、合コンに行くのか?」
もう何度も聞いたあの低い唸る様な怒りの声。振り向かなくても分かる。