年の差恋愛*透明な心に彩を付けて*



「冗談だ。、、そろそろ起きるぞ。」


そう言って、ようやく彩葉を解放した。
ベットを降りてリビングに向かう透に、慌てて服を身につけ着いていく。


キッチンからコーヒーを持ってテーブルにそれを置く。

「ん。」


促され、彩葉も遠慮気味に椅子に座りコーヒーに口をつける。甘さが口に広がる。


「、、、ありがとうございます。」


彩葉は嬉しそうに微笑んだ。

ブラックだと思っていたそれは、彩葉仕様に砂糖が大量に入れられ、透の優しさを感じた。


コーヒーを飲んでいると、彩葉の前に見覚えのある鍵を置かれた。
< 142 / 262 >

この作品をシェア

pagetop