年の差恋愛*透明な心に彩を付けて*
思いがけない行動
あれから時間が取れない中でも、食事に行ったり、泊まりにいったりとして過ごしていた。
そんなある日、休憩室で昼食を取っていると隣の亜子から急に尋ねられた。
「ねーねー、いろちゃんの誕生日って今月の23日じゃなかったっけ〜?」
「そうだよ〜?覚えててくれたの?」
それを聞いて嬉しそうに笑う。
「当たり前だよっ!何が欲しい?」
亜子は微笑みながら尋ねる。
「プレゼントなんていいよっ!?」
有り難い言葉に、慌てて遠慮する。
すると少し悲しそうな顔をして彩葉を見た。