年の差恋愛*透明な心に彩を付けて*
彩葉の誕生日当日、朝から慌ただしくみんなバタバタしていた。
透も出かけたり、戻ったりの繰り返しで冬なのにうっすら汗が光る。
日報を書き終え、書類を透の机の上に置き帰る準備をしていると事務所に、ビシッとスーツを着た透が入ってきた。
会議と接待での戦闘服だろう。
あまり見慣れないスーツ姿にトキめいた。
「お疲れ様です。連日の会議お疲れ様です。今から会議ですか?無理されないでくださいね?では、お先に失礼します。」
にこやかに微笑み、透に頭を下げて事務所を出て行く。
休憩室には、亜子が待っていて可愛い紙袋を渡された。