年の差恋愛*透明な心に彩を付けて*
そこにあるのは、昨日は無かった右手の薬指にはまる指輪。
驚き過ぎて言葉を失っている彩葉に透が声を掛ける。
「、、、今日はイブだろ。2日間は忙し過ぎて会えないと思う。これで勘弁してくれ。」
そういって固まる彩葉を抱き寄せ、きつく抱き締める。
「こ、、こんな贅沢な、事、、。あっていいんでしょうか、、?私、、死ぬんでしょうか?」
パニックになり過ぎて、よく分からない事を言い出す彩葉にまた、溜息をついた。
「これくらいで死ぬな。、、本当欲のないヤツだな、お前は。」
抱きしめられた腕の中は温かくて幸せだった。