年の差恋愛*透明な心に彩を付けて*
そんな後ろ姿を見ていた松田が透に、遠慮気味に声をかける。
「なにも、あんな言い方しなくても、、。分からないなりに、頑張ってくれていましたよ、、、?積極的に手伝ってくれていましたし。」
それを聞いて、透は溜息をついた。
「分かってる。あいつは頑張ってくれてる。、、、経理はあいつにしか出来ない仕事だ。こっちを優先にすれば、、、その後に1人経理に追われることになる。」
「、、、、。」
それを聞いて、松田は黙り込む。
これも透の優しさだ。
分かっているが、きっと泣いてる。
彼女は、透に必要とされたいんだ。
経理を任させている時点で、充分必要にされてるが、きっと気づいてない。