神々の聖戦
ーガチャン
「あんな安請け合いしてよかったの?」
『…私はクレース家に恩があるわ。それはこの命に変えても返すって決めているの。』
「そんなの、俺達は喜ばない!もしミラがそのせいで酷い目に合わされたとしたら、俺は自分のことを許せなくなる…。」
何故そこまで…?
でも私は決めているんだ。
それに…
『ユンがいれば、何も怖いものはない気がするの。』
「っ…なんでそんなこと簡単に言うかな。」
顔を真っ赤にしている彼に首を傾げた。
「他の人にそんなこと言ったらダメだからね!」
ユンはそれだけ言って教室に戻っていく。
何だったんだろう。
『…大聖堂学園』
この学園は世界一安全な場所と言われているが、私はその逆だと思う。
この世界に安全な場所はない。
そして一番危険な場所が此処、大聖堂学園なんだ。