大好きなキミに花束を。



うっ……やっぱりそうなんだ。


そしてそれをケロッと言う先生も先生だよね。



「どうして高3になった途端、パッタリと来なくなったんでしょうか。」


「さぁねぇ。でもまだ女の子と遊んでるって聞くよねぇ。」



ああ、図書室でも遊んでるって言ってたな…。

パソコンをカチャカチャといじり出した先生に構わず質問を続ける。



「やっぱり……保健室にはベッドがあるから…?」


「そうねぇ。でも来なくなったってことは、好きな子でもできたんじゃない?」



先生も……そう思うのかな。



「先生……私、一つ思うことがあるんです。」


「なぁに?」




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