大好きなキミに花束を。
言っていいのかな…。
「西宮先輩は……本当に、先輩の意志で遊んでるんでしょうか。」
「……。」
「先輩は本当は……こんなこと今すぐにでもやめたいって思ってるんじゃないでしょうか。」
「…どうしてそう思うの?」
「……時々見せる先輩の表情が、すごく悲しいの。」
あの時もそうだった。
腫れた私の頬に湿布を貼ってくれた時も、すごく悲しい顔してた。
さっきだって……自分がしてしまったことをすごく後悔したんだろう。
そんな人が、好んで遊び呆けるなんて、考えられない。
「そうねぇ。そうかもしれないわねぇ。」
「…っ、やっぱり先生もそう思いますか…!?」
「私はよくわかんない。」
……適当かよ。