大好きなキミに花束を。
あなたが傍にいるだけで。



結局その後は教室に戻り、夜籠にみっちり叱られたあとは、半分寝ているような状態で授業を受けた。


なんだか最近まともに勉強してない気がする。


テスト明けたからよけいに。









昼休みになり、夜籠と空緒くんに許可をとってお弁当を片手に3年の教室に来た。



「あー!彩心!どったの?」


「あっ師匠。屋上行きましょう。」


「…?……なんでだ?」



え?西宮先輩から聞いてないのかな。



「えっと、空緒くん入れて5人でお弁当食べようって……、」


「陽彩ならもう帰ったぞ?」


「は?」



かえった?


早退したってこと?




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