大好きなキミに花束を。
あなたが傍にいるだけで。
結局その後は教室に戻り、夜籠にみっちり叱られたあとは、半分寝ているような状態で授業を受けた。
なんだか最近まともに勉強してない気がする。
テスト明けたからよけいに。
*
昼休みになり、夜籠と空緒くんに許可をとってお弁当を片手に3年の教室に来た。
「あー!彩心!どったの?」
「あっ師匠。屋上行きましょう。」
「…?……なんでだ?」
え?西宮先輩から聞いてないのかな。
「えっと、空緒くん入れて5人でお弁当食べようって……、」
「陽彩ならもう帰ったぞ?」
「は?」
かえった?
早退したってこと?