大好きなキミに花束を。
「わかりました。放課後、先輩のお家、行ってきます。」
そう言うと師匠はニコッと微笑んで
「ありがとう。」
そう言った。
……こちらこそです。
「よっしゃー!じゃあお昼を食べに…」
キーンコーンカーンコーン
お昼休み……終わっちまったよ。
「…ちょっと長話しすぎちゃったかな。」
「もうちょっと時間気にしてればよかったですね。」
「僕はもう食べちゃったけどね。」
そう言った夜籠はふてくされながら空っぽのお弁当箱を見せてきた。
「あらまピカピカじゃない菊川くん。」
「いつの間に……。」
「3人で僕の知らない話をベラベラと……。許せん!!」
「ていうか廊下で食べたのかよ。」