大好きなキミに花束を。



大好きだったお父さん。


たくさん可愛がってくれた。



「私がまだ、5歳ぐらいの頃ね……」











『ねえ、パパ、だっこして!』


『ようし、さぁ来い!』


『キャハハ!パパんとこ、たっかーーい!』


『………。』


『…?…パパ?』


『こぉ……腰がぁ……!』


『もう、この間も言ったでしょう!勢いよく抱っこすると腰に悪いって。彩心、ママんとこおいで。』


『でも……パパぁ…。』


『パパのお腰が早く治って欲しいなら、叩くと効果的よ。』



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