大好きなキミに花束を。
コンソメ派の転校生
翌日。
学校の校門にて。
「さーらちゃん!おっはよー!」
「おはようございます。」
「相変わらず挨拶だけはきちんと返してくれるねぇ。」
「常識なので。どんなにめんどくさい人でも挨拶をされれば返します。」
「そっかそっか!それがさらちゃんの愛情表現だったね。」
「ここにきてなお期待を裏切らないポジティブ解釈ですね。」
昇降口につき、上履きに履き替える。
「ああ。さらちゃんと離れたくないよー。どうして3年と2年はクラスが違うのかなぁ。」
当たり前だろうが。
「さらちゃん今日一緒にお昼ご飯食べられる?」
「私師匠とお弁当の約束を………あ、じゃあ夜籠も誘ってみんなで食べます?」
「ほんとは二人がよかったけど…ま、いっか。ありがと!じゃあ昼迎えに行くね。」
「はい。じゃあまたあとで。」