大好きなキミに花束を。
「「「きゃああ!!!」」」
「こんにちは。初めまして。晴丘 空緒です。」
コ、コンソメ派……!?!?
転校生は昨日コンビニで会ったポテチコンソメ派の空緒くんだった。
「じゃあもうすぐ期末でその後すぐ夏休みだけどな。おめぇら仲良くするように。」
「「「はーい!!!!(女子)」」」
女の子めっちゃ目キラキラさせてんじゃん。
「んで、晴丘の席はとりあえずあそこな。窓側の一番後ろの席。隣の席のやつはいないけど近いうちに席替えするからちょっと我慢してくれ。」
先生が指さした席は私の後ろ。
「えっ!代々木ちゃんじゃん!へぇー!ここの学校だったんだ!」
「ん?知り合いか?」
「ああ、はい!ご近所さんです。」
「そうか。じゃあ学校案内は代々木にお願いしようかな。イヤだったら他のやつでもいいけどな。」
「よろしくね!代々木ちゃん!」
なにも大声でご近所さんですって言わなくても…。
めっちゃ女の子から赤い光線が出てるんだけど。
「…よろしく。」