大好きなキミに花束を。
保健室に着き、ドアを開ける。
「保健の先生どこいったんでしょうね。」
「職員会議だってさ。」
「ああ、それで。」
「そこ座って。今湿布持ってくるから。」
「…?…はい。」
先輩、なんか元気ない?
……何故に?
「あの、先輩…、」
「ごめんね。」
「は?」
「すぐに…気づいてあげられなくて…。」
「……。」
「守ってあげられなくて…ごめん。」
私の頬に湿布を貼りながら、先輩は申し訳なさそうに謝った。
「…どうして先輩が謝るんですか。」
「俺がすぐに助けに行ってたら、こんなに顔が腫れずにすんだのに。」
「先輩は悪くないよ。」