大好きなキミに花束を。
ちっちゃいな。
べつにいいじゃん。話してるくらい。
いや待てよ…。
「じゃあ僕と彩心が話してるのも嫌だったってこと?」
「まあ、多少嫌だったけどそこまでじゃない。お前がさらちゃんの恋愛対象になんかなるわけないってわかってたし。」
「はぁ?そんなのわかんねえじゃん!」
「だってお前……チビだし。」
「は?」
「バカだしアホだしクソだしフヌケだしヘタレだし。」
「あぁ"?」
「身体はちっちゃいくせに声はでけぇし、運動出来るくせに体育2だし、勉強出来ないくせに出来るみたいな雰囲気醸し出してるし、後輩のくせに先輩に敬語使わねぇし、生意気なくせに度胸ねぇし。さらちゃんが好きになるとは到底思えなかったね。」
「……んの野郎ぉ…。」
「さらちゃんに好きって言われたことないくせに付きまとってるし。」
「それはてめぇも同じだろ!!」