大好きなキミに花束を。
俺の好きな人になって。
「僕けっこー上の方にいない!?」
「ボンちゃんにしちゃあな。でも全体で見ると下の下の下だぞ。」
「俺もけっこー上の方にいるー。」
「あ、私TOP10に入れた。」
「俺1位。」
女の子達に呼び出された日から数週間。
この間テストが終わり、今日は結果が貼りだされていた。
放課後からその順位がわかるので、帰る前にみんなで集まって結果を見ようってことになったんだ。
「西宮センパイは頭いいんですね。」
「勉強会する必要なかったじゃないですか。」
「ああ、その理由実はすごくけがれてて、彩心と一緒に…、」
「おいやめろクソチビ。パンケーキ1個奢ったろ。」
「口止め料にしちゃ安っちいよ。」
「どの立場で言ってんだコラァ。」
「そっちこそ黙ってもらってる分際で僕に歯向かわないでよ。」
「どうでもいいけどこれでボンちゃんは夏休み補習だな。」
「そーなんだよっ!せっかくの夏休みが台無しだぁ!」
「自分のせいだろ。」
「陽彩もいちいち言い合いになるような言い方すんなよ。」