大好きなキミに花束を。

師匠は西宮先輩のことが好きだからね。



「ええー。俺こんな色気も味気もない奴とデートするのー？」


「なんだよ味気って。」


「いいじゃないですか。師匠センパイ小柄ですし。とっても女の子らしいですよ。」


「だったらお前が笹村と帰ればいいじゃん。」


「私が嫌だ。こんなやつ。陽彩がいい。」


「……なんか告ってもないのに俺フラレた気分なんですけど。」



なんか、いつも以上に師匠攻め気？



「ねえ、僕もいるんだけど。」


「とりあえず今日はこの組み合わせで帰りましょうよ。」


「賛成。」


「えー。俺さらちゃんと帰りたい。」


「代々木ちゃんこれでいいよね？」


「……べつに…いいけど。」


「なっ！さらちゃぁぁん……。」


「おーい。僕も…、」


「行くぞ陽彩。」


「ちょっ、まっ、腕引っ張んなよ笹村！」


「じゃ、俺達も行こっか。」


「…うん。」



…なんか……気に入らない。