大好きなキミに花束を。



なんかわかんないけど、胸の中で何かが突っかかってる。


すごく……モヤモヤする。



「代々木ちゃん?どうしたの?」


「……あ…いや、何でもない。」


「大丈夫?」


「うん。」


「…そっか。」



大丈夫。きっと晴れる。このモヤモヤは…外の天気みたいに、いつか時間が経てば必ず晴れるんだ。


大丈夫。



……平気。



「ねぇ、みんな。……僕はぁ?」



夜籠を取り残してることを忘れて、ずっとそんなことを考えてた私は、どうかしちゃってるんだ。




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