大好きなキミに花束を。
「も…もし、それができなかったら…?」
もし、それを実行したとして…今まで通り、先輩と一緒にいることができなかったら…?
「…そのときは、俺がいる。俺が力いっぱい抱きしめて、よく頑張ったねって褒めてあげる。」
「……。」
「代々木ちゃん、神様はいないんだよ。運命はあるのかもしれないけど、それは自分が作りあげてこその道だ。神様は手を差し伸べてなんかくれない。最後に決めるのは……自分だよ。」
自分で……決める。
自分で……作り上げる。
その道を、歩く。
「新しいことをするのは決して簡単なことじゃない。だけど人間は知らず知らずのうちに常に新しいことに挑戦し続けてる。自分の手で、自分の身体で成し遂げてるんだ。」