【完】ちょいワル先生と優等生
「そんな冷たいこと言わないでよ~
俺ゆずちゃんとお喋りしたいんだってば」
「…私は別にいいです」
「連れないなぁ…
俺がこんなだから嫌なの?」
…そうです。
「そっか…じゃ、まあこれでも飲んで頑張って」
そう言って私の机に置くのは炭酸飲料。
「あ、ありがとうございます…?」
「何かスカッとするでしょ、炭酸飲んだら」
…好感度アップ作戦…?
なんて思いながらも
初めてこの人のいい部分を見た気がする。
というか、それまでが異常だったんだけど。