【完】ちょいワル先生と優等生
「ごちそうさま」
先生はぺろりと自分の唇を舐めてからウインクをする。
「一つ大人になったね、ゆずちゃん」
不敵に笑う先生をただ見つめることしかできない。
まだ開いたままの口を閉じることができない。
「美味しかった?」
「え、っと…」
「まだ頭が追いつかない?」
私の頭で処理しきれるはずがない。
だってこんなの予想外…
「これからも俺と大人になっていこうね?」
大人…とはなんですか。
これ以上大人に、なんて…
私は一体どうなるの…?
「ホワイトデーって3倍返しが鉄則なの、知ってる?」
楽しみにしといてねって付け加える先生。
今日の3倍なんて…耐えられない。
1ヶ月後、私の心臓が危機に瀕することは確実のようです…
おまけ✧‧˚ 大人とチョコレート Fin...
♡Happy-Valentine!♡ **柊。**