好きだよ。
教室に戻ると宮本はいなかった。

すると宮本の友達の新咲が

「咲は?」

と俺を睨みながら聞いてきた。

「さぁしらねぇよ」

「咲に何か言ったんじゃないでしょうね』

ときいてくる新咲。すると近くにいた翼も

「え、宮本さんになんか言ったのか?!」

と叫びながら聞いてくる。

うるさいなぁ。

俺は宮本に、言ったこと、全てを言った。

すると新咲と翼は顔色を変えた。

「え、なに?俺、悪いこと言っちゃったかな?」

と聞くと翼は

「お前、ふざけんなよ。宮本さんの気持ちも考えられねぇのかよ。いくら好きだからってそれはねぇだろ。」

は?俺が…宮本を好き?

「宮本を好き?そんな事。」

「あるね。あんた咲のなにを知ってんのよ。柳の事も…。なにも知らないくせに。」

キッパリと言った新咲。

柳の事?2人でラブラブしてたんじゃねぇーの?

なんて思っていると

翼は言った。
< 17 / 22 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop