八百比丘尼と新選組-800歳の少女-
「女にやられたんですか?!かっこ悪いですね!!」




さらに突き刺さる言葉を投げかける別の人。




ふっ…600歳近くのババアを侮るからそうなる。




「おい総司、原田。今はそんなこと言ってる場合じゃねぇ」




「はいはい、土方さん」




総司、と呼ばれた人は再び三人に向き直った。




「…チッ。そっちがそういうつもりならこっちも相手にしてやる!」




相手も刀を構え直す。




その場にピリッ…とした空気が漂う。




…お前らさっきまで酔ってなかったか?




酔いはどこへ行ったよ。




そうは思うが、まだ酔いが残っていたようで、男は一瞬フラッとする。




その瞬間、閃光が男を斬り裂いた。




それを合図にしたかのように2つ、3つ、と閃光が空を切った。




……唖然とした。
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