八百比丘尼と新選組-800歳の少女-
「お前の隠し事が書かれてんのかもなぁ?」




「そんなわけないじゃないですか」




「そうかぁ?」




ニーッと、ずっと憎たらしい笑みを浮かべている土方さん。




嫌な男。




「………で、土方さんは何が言いたいんですか」




総司さんはジトーッと土方さんを見つめた。




そーだ!何が言いたいてぇんだ!




「…こいつは絶対に不老不死の人間、ってとこか?」




「だーかーら!そんな証拠どこにあるっていうんですか?!」




「これだ」




父さんからの手紙をピラピラとさせる。




「じゃあそれに何が書かれてるんです?」




「さぁなって言ってんだろ」




「…土方さん、今日なんか変です!」




原田さん、行きましょうっ!と言った総司さんは頬を膨らませて部屋を出ていった。
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