君の指先が囁いてる
恋愛、フィクション、ホラー、エッセイと色んな小説を読んだ

自分の目で読む本だと種類も豊富で数も沢山ある


点字だと、やはり少ない


俺は養護学校の先生にお願いをして色んな本を点字に書き換えてもらった


凄く大変な作業なのに先生は喜んで引き受けてくれた


『先生、ありがとうございます』


『翼、頑張れよ、少し時間は掛かるけど出来たら連絡するからな!翼も自分の、やりたい事を見つけたんだな、先生は応援するからな』


『ハイ!宜しくお願いします』


俺は本が届くのが待ち遠しかった



俺の担任は他の先生にも頼み一人一冊の割合で点字の本を作ってくれた



一ヶ月後....


三人の先生にお願いしてくれた担任のおかげで俺の手元に三冊の本が届いた


俺はワクワクしながら本を読んだ






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