君の指先が囁いてる
月日は流れ茜と同棲して半年たった


茜の、お母さんが来た


茜がセンターに行ってる時間を狙って来たようだ



『翼君、今日は突然に来て、ごめんね』


『いえ、どうぞ上がって下さい』

『お邪魔するわね、ほらアナタそんな所に立ってないで』


俺は???


アナタ???


茜の、お母さん誰と来たんだ?


『翼君、お邪魔するよ』

その声は...


茜の、お父さんだった

俺はビックリした


部屋に上げた俺は茜の両親に、お茶を入れてた


そして、お菓子をだした


またも沈黙....


すると茜の、お父さんが俺の名前を呼んだ



『翼君...見えるようになったの?』


『見えませんよ、感ですよ』


『ビックリして唖然したよアハハ』


半年前とは違う


声が違う


『今日は?
茜ならセンターですよ』


『今日は翼君に逢いに来たのよ、ほらアナタも、ちゃんと話しなさい』



どうやら茜の、お父さんは、お母さんに頭が上がらないようだ(笑)




< 38 / 91 >

この作品をシェア

pagetop