先輩、私を彼女にしてください❤︎(*+長編*+)
「おい、あんた羽咲七海って言うの?」



「えっ?」


意識朦朧のためか、低く通った声が遠くから聞こえた気がした。


目の前には……昨日の彼。


あの、性格悪いあの人ーーー。


「あんた、顔真っ赤じゃん!」


すっと綺麗な手が私の額へと当てられる


じんわりして気持ちがいい。


氷の手だ。



「あっつっ……!すごい熱じゃん!」


やっぱり私、熱があったんだーーー。
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