先輩、私を彼女にしてください❤︎(*+長編*+)
先輩は煙たがるように私を手で振り払った。



一瞬、冷たく感じる仕草。


だけど私に風邪を移したくないんだと感じた。


「先輩っ!顔真っ赤ですよ⁉︎」


「うるさい……頭に響くっつーの。」


先輩の額には汗がびっしょりで顔もりんごのように赤かった。


まさか……風邪?


私は先輩の額に手を置いた。


「やだっ……!すごい熱!」


額は私と比べなくてもわかるくらい熱かった。


恐らく高熱がある。
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