先輩、私を彼女にしてください❤︎(*+長編*+)
グラリとさっきみたいに体が傾く


「ちょっ……大丈夫ですか⁉︎先輩!」


羽咲の背中に重心をかけてしまった。


彼女は後ろを振り向きながら、驚いた表情で俺の体を支えてくれた。


「わ、わりぃ。」


「ダメですよ。熱があるときは寝てください。私、おかゆ作るんで。」


「っ……!」


俺を支えながら笑顔を見せてくれた羽咲


やっぱり熱あんな。


だって、あいつが……めちゃくちゃ可愛く見えたから。


そして彼女が食べさせてくれたおかゆは温かみがあってうまかった。


夜も羽咲のことが頭から離れなかった
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