先輩、私を彼女にしてください❤︎(*+長編*+)
「ヤスちゃん?」


目を開き、寝ている私を見下ろしていたのは先輩……ではなくヤスちゃんだった。


「ヤスちゃん……どうしたの?」


「どうしたのじゃないよ!あんた、授業中にぶっ倒れたのよ⁉︎」


ヤスちゃんの怒鳴り声が響く。


私、倒れたんだ。


じゃあやっぱり私のことを助けたのは先輩じゃない。


「はぁぁ〜。」


先輩じゃないってわかったら、がっかりしちゃってつい、おっきな溜息が出た。
< 92 / 109 >

この作品をシェア

pagetop