甘すぎてずるいキミの溺愛。
甘いデート苦いデート。



土曜日の夜。

スマホがピコンっと鳴った。


『明日空けといて』


突然のメッセージ。


「え、明日!?」


差出人は、尊くん。


もしかして、この前勉強教えてくれたお礼ってやつが明日ですか!?


いつかの休みの日空けといてって言われてたし。


慌てて、その日の夜は布団に入った。

夜更かしはいかん!
顔がむくんでしまったらそれこそ大変だと思い、早めに寝てしまったため。


何も準備をせずに。


当日の朝を迎えてしまった。


「ぬぁぁぁ!!小町どうしよう!」


『どうしようもないでしょ。普通の格好していけばいいでしょーが』


ただいまピンチのため小町に電話中。


「普通ってどんなの!?ワンピースとかスカートはやめたほうがいいのかなぁ」

『目つぶって適当に選んだやつ着て行きなさい』


「えぇ、そんな!」

『はい、じゃーね』

< 103 / 308 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop