甘すぎてずるいキミの溺愛。
甘いデート苦いデート。
土曜日の夜。
スマホがピコンっと鳴った。
『明日空けといて』
突然のメッセージ。
「え、明日!?」
差出人は、尊くん。
もしかして、この前勉強教えてくれたお礼ってやつが明日ですか!?
いつかの休みの日空けといてって言われてたし。
慌てて、その日の夜は布団に入った。
夜更かしはいかん!
顔がむくんでしまったらそれこそ大変だと思い、早めに寝てしまったため。
何も準備をせずに。
当日の朝を迎えてしまった。
「ぬぁぁぁ!!小町どうしよう!」
『どうしようもないでしょ。普通の格好していけばいいでしょーが』
ただいまピンチのため小町に電話中。
「普通ってどんなの!?ワンピースとかスカートはやめたほうがいいのかなぁ」
『目つぶって適当に選んだやつ着て行きなさい』
「えぇ、そんな!」
『はい、じゃーね』