甘すぎてずるいキミの溺愛。



「あのさ、早速なんだけど、よかったら今日一緒に帰らない?」

「え、あ……」


断る理由なんかない。
何を躊躇しているんだろう。


「いきなりすぎたかな?」

「あっ、いやいや!か、帰ります!」


そんなシュンとした顔されたら、ますます断れない。


「敬語、戻ってるよ」

「あ、ごめんなさ……」


ダメだ、全然敬語が抜けない!
なんで、冷静に話せないんだ!!


「ははっ、やっぱり花井さん面白いね」

「うっ……や、えっと」


日本語を喋れ自分!!


「そういうところ可愛い。好き」

「……え…え!?」


そんな、可愛いとか、好きとかストレートに言われたら心臓に悪い。

ひとりでパニックになってるわたしを何やら楽しそうに見ている三宅くん。


そして。

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