甘すぎてずるいキミの溺愛。



「夜の実験室系は怖いよねー」


やってきました、実験室。

いやね、別に何も出るわけないってわかりきってるけど、普通に怖いよね。


「は、入りたくないから戸松くんひとりで入ってよ」


「えー、俺を犠牲にするわけだ?」


「お、男でしょ!!」


「別に俺1人で中入ってもいいけど、外で待ってる間千湖ちゃん1人だけどいいの?」


しまった、そこまで考えていなかった。

「よくない……」

「んじゃ、一緒に入るしかないでしょ」


「ぬぅぅ……」


仕方ないから戸松くんの後ろに隠れて

というか戸松くんを盾にして進むことにした。


「ぜ、絶対さっきみたいに驚かさないでよ!」

「はいはーい」

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