甘すぎてずるいキミの溺愛。



「……ま…って…」

息が苦しくて、酸素を求めようとしても離してはくれない。


「……やだ、離さない」

何度も何度も、角度を変えて求めてくるのについていけない。


やっと、離れたころには、意識がボーッとしていて、立っていられず。

尊くんに支えてもらうのがやっと。


「……可愛い」

そう言って、またチュッと軽くキスをしてきた。


そして。


「もう一回、好きって言って」

「え……や、やだよ…。もう言ったもん」


そういう尊くんだって、キスだけしてきといて、自分の気持ち言ってくれてないじゃん。


「言ってくれないと満足しない」

「ぅ……意地悪…」


「もっと……溺れさせてよ」

「っ!」


甘すぎるこの囁きに、クラクラする。

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