甘すぎてずるいキミの溺愛。
もう……!!
だから、なぜわたしはこんなあからさまに顔と態度に出てしまうんだ…!
「そういうこと学校でしちゃいけないって習わなかったのかしら?」
「……別に。そんな先生が考えるよーなことしてませんけど」
よ、よくそんなしれっとした顔で嘘がつけるもんだ。
「あら、そうかしら?花井さんの反応見てると、とーってもわかりやすいわよ?」
ひょこっと顔を覗かせてきたから、すぐに尊くんの後ろに隠れて顔を隠した。
「あんまいじめないでもらえます?千湖のこといじめていいの僕だけなんで」
い、いや…それは庇ってくれてるの?
「やだ、そんな風にわたしの前で惚気るなんて尊くんも大人になったのね」
「それはどーも」
2人の会話が早く終われー!と、1人待っていると。