甘すぎてずるいキミの溺愛。



***


「あー、今から調理実習とかだるくて倒れそう」


「しかも5時間目だからお腹いっぱいだよね」


なんと今日家庭科の授業で調理実習があって、ただいま移動中。

小町は家庭科が苦手で特に調理実習をかなり嫌ってるからとてもテンションが低い。



家庭科室に着くと、みんな準備を始めていた。

どうやら席は自由みたい。


「さて、どのグループにいく?」

「うーん、どうしようかな」


一つのテーブルに4人。
みんなちらほら仲良し組で座ってるからどこ座ろうか小町と悩み中。


すると一番奥のテーブルの方から


「そこの可愛いお二人さーん。ここ空いてるよー」


陽気な声がして振り返ってみると。

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