甘すぎてずるいキミの溺愛。
狭い部屋だけど、なんとなく落ち着く雰囲気。
もう、ここは尊くん専用の部屋みたいなのになってるから部屋の中は尊くんの好きなものが置かれている。
何が好きかって?
「あれから次の授業遅れちゃったんだから!」
そう言いながら、ソファーにグダーッと横になっている尊くんの上に2、3個チョコレートを落とす。
「……痛い。ちゃんと手に渡して」
「イジワルばっかりする尊くんが悪いんだもん!」
尊くんの好きなものは甘いもの。
この部屋のいたるところに甘いお菓子が置かれている。
見た目甘いものなんか好きそうに見えないのに。
特に好きなのがチョコレート。
ビターじゃなくて、もちろんミルク。
いつも放課後わたしは尊くんにチョコレートをあげるのが日課になっている。