甘すぎてずるいキミの溺愛。



デブ化ってもっと他に言い方はないんかね?

怒っているわたしの手からチョコのカップアイスを奪い取った。


やっぱりチョコのほう選ぶと思った。
なんとなくだけど。


そのまま、ベッドの上で尊くんが食べるので、わたしはベッドの横に腰を下ろしてバニラのほうのアイスを食べることにした。


「はい、スプーンどうぞ」


スプーンを渡していなかったので、差し出すと。

なぜか受け取らない。


「?」


こちらをジーっと見つめている。

な、なんだ?


「……食べさせて」


「え?自分で食べれ……」


「食べれない。僕病人なんだけど。わかってんの?」


いや、なぜそんなに偉そうなの?


「それはわかってますけど」

「病人をいたわるのは常識でしょ」


いや、だからなぜそんなに偉そうなのですか!?

それが病人のとる態度か!

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