甘すぎてずるいキミの溺愛。
「……ねー、アイスまだ?」
「あ……はい、どうぞ」
あーんって口を開けてパクッと食べた。そんな姿が可愛かったり。
「美味しい?」
「……ん、冷たい」
それから3口くらい食べさせてあげて、あとは1人で食べてもらった。
自分のアイスも食べなきゃいけないし。
ようやく、自分のバニラアイスに手をつけて、食べ始めたら。
し、視線を感じる……!
「これわたしの分だからね!」
狙ってる、ぜっったいわたしのアイスも狙ってる!
「……まだ何も言ってない」
「言わなくてもわかるよ!」
「んじゃ、それちょーだい」
「ダメだってば!」
ってか、自分のやつ食べたのにわたしの分も欲しがるってどんだけアイス好きなの!
「少しだけ」
「……うーん、少しだけね?」