とろけるようなキスをして[短編]完

 
そして、今の状況に至る。
 
 
『あやちゃんはホントに可愛いなぁ〜♪』
 
 
‥‥なんかムカつく。
 
 
『あーやーちゃん♪』
 
 
「Σあっ!」
 
 
『どーしたの〜?』
 
 
重要なこと忘れてたっ!
 
 
「あんた、彼女は!?」
 
 
『え〜今さら聞くの〜?
もちろん、あやちゃんだよーん♪』
 
 
もうっ!そーいうことじゃなくて!
 
いや、そーいうことなんだけど〜‥
 
 
「私が聞きたいのは、あんたが公園で話してた人のことよ!」
 
 
『公園?ん〜‥‥あぁ、沙織ちゃんのことか!』
 
 
へぇ〜‥‥沙織ちゃん、ねぇ‥‥
 
 
「ずいぶんと仲がよさ気ですね〜。
 
まぁ、告白されて真っ赤になってたし?
 
結局私が遊びだったわけ?」
 
横目で愁を睨む。
 
 
『ち、ちがうよ!告白されたのは確かだけど、ちゃんと断ったし!
 
真っ赤になった覚えなんて‥‥あ。』
 
 
「覚えがあるんじゃない!
 
最低!浮気男っ!!」
 
 
『あやちゃん!落ち着いて!!これには理由があるんだよ!』
 
 
「じゃあ理由を言いなさいよ!」
 
 
『そ、それは〜;』
 
.
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