いつもの電車で君と…
部屋へ入ってもさっき美雨の言った言葉が離れない
“コノウラギリモノ”
私何かした…?
考えても考えても分からない…
美雨だけには…
美雨だけには嫌われたくない…
また前みたいに…
怖い…
私は…どうしたらいいの……
着替えて重い足取りでリビングへと向かう
リビングに入ると夕ご飯はできていた
「朱莉、今日はビーフシチューだからあったかいうちに食べろよ」
「…はい、ありがとうございます」
でもほんとは、食べる気なんてない…