いつもの電車で君と…

フイッ


顔を逸らす拓也先輩


…なんでそんなに私から逸らすんだろう


「と、とにかく…!


朱莉はその友達とどうしたいんだ?」


美雨と…?


どうしたい…?


私は…ただ…


「…前みたいに仲良くしたい


前みたいに話したい!!」


勢いで言ったことに拓也先輩はフフッと笑って私の頭に手を置いて


ポンポンッ


とされた


「朱莉なら大丈夫だ


また、話したいって思う気持ち友達に伝えてこいよ!」


そう言いながら笑う拓也先輩


ドキッ!


…なんでだろう


ドキドキが止まらない

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