いつもの電車で君と…


「拓也先輩は、えーと知り合いで…


桃は…


中学の同級生で…


私と美雨を…」


そこで喋るのをやめてしまった


でも、そこまでで水本くんは理解したらしい


「あ…悪かった


嫌なこと思い出させたよな」


そんなこと思ってくれる水本くんの気持ちがとても嬉しい


「大丈夫だよ!


そんな気にしないで!!」


「そんな!朱莉!!!


気にするに決まってるじゃん!!



だって桃は……」


怒った美雨は私の過去を水本くんに話し始めた




私が





桃にいじめられていたことを


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