いつもの電車で君と…


フィッ…!


なんだか拓也先輩の顔が見づらい

拓也先輩を見ると桃とのことを思い出してしまう…

その度胸がズキズキするし…


自分がわかんないよ…



・・・・・・・・・・・・


「は?

それでずっと先輩を避けてるの!?」


「なんか、その先輩さん可哀想ね…」


「あかりんやりすぎだよ〜」



桃と拓也先輩が一緒にいたのを見た次の日の放課後の文化祭の準備中


あの後、拓也先輩とは最低限の話しかせず今日も『文化祭の準備があるので』と言って先に出てきた


どうすればいいのか分からずみんなに相談してみた


もちろん加奈や瑠衣には先輩のことも全部話して…


そしたら、この言われようです…!!


「だって、今までどんな風に接してたか分かんなくて…


拓也先輩と話そうとしても桃のこと思い出すし…


ねぇ、どーすればいいのかな??」


「「「そんなのしらな〜い」」」


ひ、ひどい…!!


なんでこんな時に声を揃えるのかな


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