いつもの電車で君と…


「おぉー、そうか!
それなら、ママと2人で行ってくるから、帰ってくるまで酒井の家にいたらどうだ?」





「パパもそう思った?」





「酒井?
お父さん、お母さん、その人誰なの? 」




「ああ、パパとママの親友でな、
酒井の家はここよりも学校に近いし、
朱莉、お世話になったらどうだ?」




お父さんとお母さんの親友かぁ〜
それなら、安心できそう‼︎





って、


「この家で留守番しとくよ‼︎」



1年間も知らない人の家でお世話になるのは、その酒井さんにも迷惑かけるし、いくら親友とはいえだめでしょ!




「朱莉にそんなことできるのか?」




「え?」



「1人で、何かあっても大丈夫なのか?



例えばお化けが出たり」



「ゔっ!!」



実は、私、お化けとか幽霊が無理なの‼︎




「それに、朱莉って女の子なのに
料理できないでしょ?」



「…はい、そうです(泣)」




「「ということで決定!!」」




そんな〜(泣)


< 9 / 195 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop