脇役上等!?生徒会!
「何言ってるの!
器に傷ついてる馬鹿が!」
「馬鹿って言った!?
馬鹿って言った方が馬鹿なんだから!」
「はぁ!?
とりあえず式紙もシエルも出すのやめなさい!!」
「あー!もう!
これから楽しいとこなのにっ!」
眞佳くんがむすっとしたまま、パンっと柏手をひとつ打つと一枚の紙に戻る式紙。
〔ミャーン?〕
「シエル、ありがとう。
また呼んだ時はよろしくね。
お父さんにもよろしく言っておいて?」
〔ミャッ!!〕
「またねー」
くるんと宙返りをしたと思ったらすっと消えたケット・シーもといシエルと呼ばれた子。
しばらくしたら大きくなっちゃうんだろうと思ったら悲しいよね。
あのくらいが、1番可愛いと思うんだよな。
「さて。
うちの弟がごめんね。
この子、人で遊ぶの大好きだから‥‥」