脇役上等!?生徒会!
『‥‥なっ!?』
そこは炎の海。
もちろん、武舞台の上だけなんだけど一面火と言うには強い炎が燃え盛っていた。
「神弓‥‥業の陣。
火炎 焔弓神!!!」
炎の向こう側から聞こえた眞佳の声。
それと同時に炎の向こう側から、これまた炎に包まれた無数の矢。
『やばっ‥‥』
咄嗟に突き立てていたエクセリードを引き抜き、聖剣2本で飛んできた矢を相殺する。
「うそー。
全部切っちゃうのぉ?」
『‥‥‥‥っ』
はじめと変わらない眞佳。
唯一違うのは神弓で矢を放ったままの体制であるってことくらい。
はじめの余裕も、笑顔も、ふわふわした雰囲気もそのまま。
少し余裕が無くなってる僕とは違い眞佳は何も変わらない。
うわぁ。
初めて眞佳に負けるかも。
「雪兄、僕だけが相手なんて思ってないよね…?」
「…‥‥‥‥!?」
キィィインッ!!!